かおなし=Faceless

日常だったり雑談だったり妄想だったり

日常

病院と言っても仕事で

昨日は病院に行ってきたのですが、そこで血も凍るようなものを見ました。 皆さんこれご存知? いわゆる点滴スタンドです。 上部のフックに点滴器具をぶら下げることが出来、下の足の部分に滑車がついているので歩行可能な患者さんがこれに点滴をつるして病院…

成長

去年子供が生まれた友達と久々に会った。 彼は自分の子供ことを(当たり前といえば当たり前だけど)いつもすごく嬉しそうに話す。 「やっ。」 「やっ、ひさしぶり。」 「元気?」 「元気元気。」 「奥さんと子供は?」 「元気だよ。」 「大きくなった?子供…

ベルマーク委員会

雨の夜に僕ははさみを使っていました。 はさみを使って何をしていたかというと、チューイングガムの包装紙をチョキチョキと切っておりました。ベルマークを切り取っていたのです。 ベルマークを集めるのが趣味というわけでもなければ、実は世の中にはヘビー…

調子の良し悪し

僕の部屋は夏暖かく、冬は涼しい。 いうなれば、僕の部屋には暖房も冷房もない。 だが会社には冷房がある。 冷房があるのはいいのだけれど、取り付けられている位置が僕の席の真上の天井なのだ。僕の頭の真上から冷たい風が吹いてくる。だから僕は毎年いまく…

ドラマ的情景

待ち合わせのため僕は喫茶店で一人、ぼんやりと窓の外を眺めていた。待ち人はなかなか現れず取り残されたような気分でぬるくなっていくコーヒーと曇り空の下の風景を窓越しにかわるがわる眺めていた。 狭い喫茶店の中には店員のほかは僕と一組のカップルらし…

名前負け

後向きな性格の人の名前が「進(すすむ)」だったら、それは名前負けというのだろうか? いじめられっ子で、受験に失敗し、なんとか就職するも会社からリストラされ、その後自分で事業を起こすもすぐに倒産し、妻は子供連れてアパートを出て行ったあと、友人…

「は」の字だったら死んでいた

飲み会でみんなと別れて帰り道、盛り場を抜けようと一人歩いていると僕と同じようにほろ酔い加減の学生らしい男が反対側からやってきた。すれ違うときにうっかりその男と肩がぶつかってしまった。 「いてっ!」 「あ、わりい。」 と、反射的に僕は謝ったのだ…

深夜のコール

トゥルルルルルー、トゥルルルルルー、トゥルルルルルー、ガチャ。 「・・・・・もしもし?」 『俺だ。』 「なんだよ石川君じゃないか。どうしたんだよこんな夜中に。僕はもう寝てる最中だったよ。」 『ふーん。』 「‘ふーん’って・・・・・。」 『それで?…

子供がよく言う究極の選択

久しぶりに福岡君と会って飯を食べる。 なんていうのか古い話。 福岡君が飯を食いながら古い話を、昔よくみんなが言った話を言い出した。 「ウンコ味のカレーとカレー味のウンコ、食べるならどっち?」 ほらあれ、究極の選択とかいうヤツの一つ。究極といっ…

表には「引く」って書いてあったんだってば

石川君とファミレスへ行ったときのこと。 石川君が入り口の扉を押して開けたのを見て、僕は後ろから「あっ」と言ってしまった。扉には‘引く’と書かれたプレートが貼られていたからだ。つまり石川君は‘引いて開ける扉’を押して開けたのだ。 だからといって別…

ボまでの遠い道のり

福島君の家へ行ってきた。 行ってきたものの、特にこれといってすることもないのでぼんやりしていた。 「ねえ、最近ぱーっとしないねえ。」 「うーん、そうだねえ。」 などと、非常に盛り上がらない。 意味もなくぼんやりしていると 「なんか最近面白いこと…

変と普通

「変」とか「変わってる」という言葉はいつからか褒め言葉になった。 みんな、普通といわれるより変わってると言われる方がいいらしい。 言葉の意味だけを考えると「変」という言葉の方が「普通」という言葉より悪い意味をさす。しかし「普通」という言葉に…

風邪

「風邪をひいた。」 「ふーん」 「なんだよ、不思議そうな顔をして。」 「いや、馬鹿は風邪ひかないっていうのにね。」 「失礼な、僕が馬鹿だというのか。」 「まあまあ。」 「馬鹿は風邪をひかないというなら風邪をひいていない君こそ馬鹿だ。僕は馬鹿じゃ…

頭痛

風邪をひいたかもしれない。 頭が痛い。とても頭が痛い。 割れるように頭が痛い。 痛い頭を抱えながらフラフラと街をさすらっていると、耐え難いほどの痛みが僕の頭を襲い僕は小さなうめき声を上げながらその場に倒れた。 たまたまその周囲にいた人々は崩れ…

馬鹿ばかり

出勤のときに寄るいつものコンビニへ行くと見たことのない女の子がレジをしていた。 ・・・・・・・か、かわいい。 そのレジにいた新人らしい女の子はかわいい、ちょっとそこいらにいないレベルのかわいさだった。 でもよく考えてみれば別にレジの女の子がか…

母を訪ねて家なき子

たまに福島君と昔見たテレビや映画について話をする。 昨日は‘母を訪ねて三千里’と‘家なき子’について話をしていた。 この二つはなぜだかいつも話がごちゃ混ぜになってしまうのだ。 「で、サーカスに入るんだっけ?」 「それ‘家なき子’だろ?」 「レミは男の…

ピラミッドの秘密

「ゼネコンが10年かかっても造れないそうですよ。」 エジプトのピラミッドをどうやって造ったのかは謎だ。 現代社会、日本の大手ゼネコンがクフ王とかのピラミッドと同じものを造ろうとすると嘘か本当か10年かかっても造れないらしい。大型重機を使う現…

父娘

「オレのを引っ張って‘チンチン、チンチン’って言いながら遊ぶんだよ。」 何の話かというと先輩の4歳の娘の話。 一緒にお風呂に入ると、自分には付いてないお父さんのチンコを引っ張って遊ぶのだそうだ。 「‘そういうことを女の子がしちゃダメだよ’って言っ…

いらっしゃいましたら

「○○からおこしのナカムラさん、○○からおこしのナカムラさん、いらっしゃいましたらお連れ様がお待ちです。一階インフォメーション前までおこしください。」 放送で自分の名前を呼ばれるというのは何故だかとても恥ずかしい。何故呼出放送というのはあんなに…

英国土産

姉が海外旅行から帰ってきた。 「弟よ、お土産を弟にあげよう。」 そういって紙袋を渡された。なんだろう?さっそく袋を開けてみる。 袋から出てきたのはNIKEのTシャツだった。・・・・・NIKEのTシャツ? 「姉さん姉さん、海外旅行ってどこに行っ…

文房具屋

自分でもなぜだかわからないのだけど、文房具屋が好きだ。 文房具屋へ行くと何故だかわからないけどウキウキする。シャーペンやボールペンくらいコンビニですぐ買えるのにワザワザ大きな文房具屋へ行ってみたりする。(でも買うのは100円くらいの) 文房…

萌えよデブゴン

仕事にて消防関係の書類を作らなくてはならなかった。困ったことにワープロは一太郎で作るようにと指示されていた。僕のパソコンには一太郎は入っていない。仕方ないので同僚のパソコンを借りることにした。 ワープロの日本語辞書というのは持ち主のクセを使…

高速料金がもったいないという話

奈良県に住んでいる友人が引っ越したんで新居に招待された。 福島君も招待されていたので福島君の車に便乗させてもらった。 「今日は高速道路すいてるね。」 「うん、こんなにいい天気だから行楽客で渋滞でもあるかと思ってたけどガラガラだね。」 「・・・…

その恰好をしてくれたら嬉しいという

「看護婦、看護婦!」 福岡君が今度看護婦の人たちと合コンをすることになったらしい。僕も誘われたのだけれどその日は仕事の都合があってパス。 「残念だな~、せっかくの看護婦なのに。」 と、石川君。石川君も行けないらしい。 「へへ、いいだろ~。看護…

山口さんと僕

「えーっと、そこを右に曲がってください。」 「またですか?」 タクシーの運ちゃんがそういうのも無理はない。さっきから僕はこのタクシーをグルグルと同じところばかり走らせている。いったい同じ場所を何周したのだろう? コトの発端は高校時代の後輩の山…

休日

ふと朝起きて一番はじめに思ったのは「今日はダラダラと過ごそう」だった。 ダラダラと過ごすからには並大抵でないダラダラっぷりを発揮しなくてはならない。そもそもダラダラ過ごすというのはなんぞや?答えは何をするわけでもなくゴロゴロしたりブラブラし…

セクハラとはなんぞや

セクハラとはなんですか? 知合いの女性にキトウさんという人がいる。身長は160cmちょっとあるので女性としてはやや背が高い。 たまたま同じ職場にもう一人、同い年の女性でキトウさんがいるそうだ。その人は身長150cmくらい。同じ職場でキトウさ…

片づけ

昨日は部屋の片づけをした。 6畳一間の部屋だが、そのキャパシティをはるかに凌駕する物質が詰められている部屋を片付けるのは一苦労だ。 部屋の空間を一番占拠しているものといえば本だ。もはや三つ並べた本棚に収まることは不可能で床に積みあげたり箱に…

薫河家

久しぶりに香川(仮名)さんの店にいった。飲み屋だ。 屋号は「薫河家」、読みは「かがわや」、名前の漢字をかえてあるだけ。カウンター席しかなくて小さいけど刺身が美味い店だ。香川さんは僕より若いんだけど、24歳で独立して店を開いた努力家だ。ちょっ…

みつけてくれた人はぜひご一報を

最近忘れっぽい。 非常に困ったことに忘れっぽい。なんというか磯野波平なみに忘れっぽい。たぶん最近になって急に仕事が忙しくなったのでプチパニックを起している。 だから今日は本当はここに別のことを書こうとしていたのだけれど、PCを立ち上げている…