かおなし=Faceless

日常だったり雑談だったり妄想だったり

小噺

魅力 2007-05-27

恥ずかしげにもじもじしている女性を見るとたまらない。 フェチズムの話ではない。 見た目の美しさ、綺麗さよりも女性の魅力の本質は「可愛げ」があるかどうかではないかと思う。 造形の美よりもふとした仕草や言葉から漏れる雰囲気に多くのモノを感じ、その…

フランダースの謎 2007-08-05

やはりフランダースの犬は謎だ。 WEB上でちょっと調べてみたところ、作者はイギリス人でベルギーフランドル地方の話らしい。 主要な登場人物は画家を目指す少年ネロ、ネロの祖父、飼い犬パトラッシュ、村の金持ちコゼツ、その娘アロア。 ネロは祖父が亡く…

全く見たことがありません 2007-08-03

有名らしいが「フランダースの犬」がどういう話であったかよく知らない。 知っているのは登場人物が画家を目指す少年ネロとおそらくヒロインであろう少女アロア、そしてパトラッシュという親友がいたことと、火事があったこと、ラストはネロとパトラッシュが…

坂田さん 2007-06-30

マサカリ担いだ金太郎。 金太郎といったら坂田金時さんのことです。 マサカリ担いだ坂田さんはある日足柄山で熊と出くわし、紆余曲折があったのかなかったのかその熊と雌雄を決するために相撲で勝負します。 相撲で勝負する暇があるならさっさとマサカリを使…

昨日昼飯を職場の近くの定食屋で食べていたときのこと。 食べ終わって会計の前にちょっとトイレに行ってもどってみると、なんだか店の中がざわざわと騒々しかった。 はて、なんだろう? と思って様子をうかがってみると、驚いたことに僕が食い逃げと勘違いさ…

数億円 2007-03-27

なんの脈絡もなく宝くじが、もちろん一等が、しかも前後賞付で当たったらどうするかという話をみなでしたんですが 「貯金する。」 「国債を買う。」 「土地を買う。」 などの意見。 もう僕は聞いていてイヤになりましたね。 しょせん「宝くじが当たったら」…

たなばた 2006-07-07

「七夕」 ↑こいつがどうしても「たなばた」と素直に読めません。(若さ故の反逆) 七夕の物語というと、平たく言えば天の川によって離ればなれにされたアルタイルとベガが一年に一度だけ会えるというお伽噺です。 どうしてアルタイル(わし座)とベガ(こと…

優しい嘘 2006-04-15

世界には嘘があふれている。 だけど、どうせ騙されるなら、優しい嘘にだまされたい。 たとえば、僕の目の前にちょっとスタイルよさげな女の人がいるとする。 スタイルいいなぁ、なんて思っても本当は騙されている。 すました顔のその下で、矯正下着とか、ヒ…

羊を数える夜 2006-01-24

なぜだか眠れなかった。 眠気は十分にあるのだけれど眠れない。どうしてだろう? 僕は布団の中でなんども寝返りをうって寝ようとしたけれど駄目だった。さてさて、こういうときはいったいどうしたらいいのだろう? 眠れないといっても眠気はたっぷりあるのだ…

頭が重い 2005-11-27

朝起きると、すごく頭が重い。 なんかこう、頭を持ち上げようとすると首がきしむくらいに重い。通常の3倍は重い気がする。決して普段が軽すぎるというわけではない。 ああ、なんでこんなに重いんだろう? どれくらい重いんだろう? 体重計に乗ってみた。 い…

心のありか 2005-10-05

あなたは僕のことを心が狭いというけれど、それは個々の心の捉え方の問題であって、つまりあなたの捉え方の問題であって、決して僕の心が狭いなんてことはないんです。 例えるのなら3LDKの心に住んでる人は六畳一間の心に住んでいる人より広いところに居る…

カップ麺 2005-12-29

カップ焼きソバは要注意だ。 カップ焼きソバに比べればカップラーメンなんて安易で、簡単で、しょせんは素人が食べるものだ。 カップラーメンに比べてカップ焼きソバを作るには色々な注意が必要である。一つ間違えば全てが台無しであり、そのような素人は世…

提案 2005-11-22

提案です。 皆さんにはこの考えを広く世間に伝えることを提案します。 つまり、女性の胸部を指し、その形状大きさを示し、「Aカップ」「Bカップ」などと世間では表現されていますが、それが時に女性にとってコンプレクスとなる場合とてあるわけです。つま…

愛の試練 2005-11-15

それは異次元だったり異空間だったり過去だったり、まあうやむやのうちにいつのどこだかわからない話。 「姉さん姉さん、一つ尋ねるがいったいなにをしているのかね?」 「見ての通り弁当を作っている。」 「それはいったいなんのために?」 「今日は私の彼…

先輩と僕2 2005-09-23

「子供はただ歩いているだけで転んだりする。でも大人は転ばない。 子供はいつだって上を向いて歩いているからつまづいてしまう。でも大人は上を向くことを忘れて下ばかり見ているから転んだりしない。 つまづいて転んでも上を見上げて歩く子供、転ばない智…

起きないもの 2005-10-03

最近「やる気」がというものが起きない。 こう、なんていうか、ぼーっとしてふにゃーっとして何に対してもまるで「やる気」が出てこない。 まったくもってこういう状況がよくないのは自分でもわかっている。なんとかしてやる気を起さなくてはいけない。でも…

伏字 2005-08-10

いわゆる放送禁止用語というやつを文面で書く場合、たいてい伏字が使ってあるじゃないですか。つまり「放送禁止用語=伏字」ともいえるじゃないですか。 ついでにいうと「放送禁止用語=いやらしい単語」といっても過言ではないじゃないですか。ようするに「…

ダイエット 2005-07-21

本屋に行くといつでも大量にダイエット本が置いてある。 テレビでは次から次へと新しい痩せ方特集をやっている。 ファッション情報誌や情報番組では毎年毎月新しいダイエット方法を特集している。 それはなんでかって? 簡単なことさ。今までのやり方じゃ本…

石川君の恐い話

『じゃあ俺もせかくだからお返しに一つ恐い話をしてやるよ。これは高校の同窓会のときの話なんだが、飲み屋を幹事が予約して、待ち合わせは参加者全員が直接その飲み屋へ行くって決まってた。で、俺も頼まれてちょっと会場係みたいなことをやって幹事の手伝…

僕の恐い話 2005-07-06

石川君からずいぶんと久しぶりに電話がありました。 電話の用件がなんだったかというと「なんか怪談を教えろ。」というものでした。なんで突然怪談なのかというと飲み会の余興で怪談をやるそうです。 『というわけでだ。さあ、観念して教えろ。』 「うーん。…

忙しい時にくだらない話 2004-12-17

「坊主(師)も走る師走ですよ。」 と、祖母ちゃんの命日にお経をあげに来た坊さんが言ったので驚いた。 なんで師走に坊主が走らなくてはいけないんだ? そういえばこの坊さん以外にも「坊主(師)も走る師走」と誰かが言ってたのを聞いたことがある。どうも…

あこむ

(注・特にタイトルと本文に関係はありません。) だいたいにおいて大事なのは始めることより終えることです。 きっちり終えられるなら特に問題はないとも思うんですよ。 はじめてのよりいつ後腐れなく終われるかってことです。 計画的に利用できるような人は…

凄いからと言って役に立つどころか 2004-07-23

聖徳太子は同時に10人の話が聞けたという。 10人の話を同時に聞けるというのは確かにすごい能力だ。でも、ビックリ人間コンテストなみの能力だ。あまり実用性がないと思う。 どう考えても、10人の話を同時に聞き分けることができても、10人へ同時に…

徒然なるままに

徒然なるままに、日暮らし硯に向かいて、心にうつりゆくよしなしごとを、そこはかとなく書きつくれば、あやしうこそものぐるほしけれ。 吉田兼好(兼好法師)による徒然草の書き出しですが、格調高い名文ですね。 吉田兼好は神職の家柄である卜部氏の出で、朝…

自分の家族を変だと思っても、他人から見たら普通の範疇

「俺の家族、変なんだよ。」 と言う人の家族の話を、どこが変なんだろう? と聞いてみるとどこが変なのかさっぱりわからないということが多い。 いや、その程度なら普通じゃない? みたいな。 「ばか、うちの一家はもっと変だよ。」 とまた別の人が言うので…

相談室

「オレは愛に生きる男、いつでも彼女への愛に燃えてるぜ。」 「ふーん、だからいつも燃え尽きて何も残らないんだね。」 こんばんは、恋愛相談室です。 医療相談の相談員なら国家資格を持つ医師が相談に乗ってくれ、法律相談ならたいていこれも国家資格を持つ…

ベルマーク委員会

雨の夜に僕ははさみを使っていました。 はさみを使って何をしていたかというと、チューイングガムの包装紙をチョキチョキと切っておりました。ベルマークを切り取っていたのです。 ベルマークを集めるのが趣味というわけでもなければ、実は世の中にはヘビー…

名前負け

後向きな性格の人の名前が「進(すすむ)」だったら、それは名前負けというのだろうか? いじめられっ子で、受験に失敗し、なんとか就職するも会社からリストラされ、その後自分で事業を起こすもすぐに倒産し、妻は子供連れてアパートを出て行ったあと、友人…

スピーチ

「まずは新郎新婦のお二人に心からのお祝いを申し上げたいと思います。おめでとうございます。 結婚するお二人を前にこんなことを言うのもなんですが、‘好き’とか‘愛’というものは本当に不思議なものだと思います。あと‘恋’というのも不思議なものですね。 …

神話の世界

昔々、あるところにオジイさん(*1)とオバアさん(*2)がいました。 いつものようにオジイさんは山へシヴァ狩(*3)に、オバアさんは川へ宣託(*3)に行きました。 オバアさんが川で宣託をしていると大きな桃(*5)が流れてきました。それはとても大きく一…