数億円 2007-03-27
なんの脈絡もなく宝くじが、もちろん一等が、しかも前後賞付で当たったらどうするかという話をみなでしたんですが
「貯金する。」
「国債を買う。」
「土地を買う。」
などの意見。
もう僕は聞いていてイヤになりましたね。
しょせん「宝くじが当たったら」なんて、取らぬ狸の皮算用、いわゆる「if 話」ですよ。
そんな「もしも話」においてすらなんですか、その堅実さをアピールする態度。
はっきりいって夢がありません。
がっかりです。がっかりすぎてもはや軽蔑すらしてしまいますね。
もしも話なんてしょせん夢話です。その夢話の中ですら夢のない堅実さにあきれかえってしまいました。
だから僕は彼らにきっぱりと言ってやりました。
「本当に君たちはダメだ、つまらないな。夢を見て遊ぶことすらできないときている。」
すると彼らは口々に言いました。
「じゃあ、おまえはどうなんだ?」
決まってる。宝くじが一等前後賞付で当たったら数億です。数億もあったらアレをやるしかないでしょう。アレといったら全人類貧乏人共通の夢をかなえるしかありません。
「札束を山ほど作ってばらまいて遊ぶ。」
アレといったらもう札束撒きしかないじゃないですか。降って沸いたあぶく銭でしかできないじゃないですか。貧乏人なら誰もが一度はやってみたいと思っても決してできない行為っていったらこれしかないじゃないですか。
みんな僕の答えを聞いてちょっと唖然としたようでしたがしばらくして彼らのうちの一人が尋ねました。
「いや、・・・・・ばらまいて、それで終わりか?」
これを聞いてまたがっかりです。
ホント、馬鹿じゃないかと思う。
もちろんばらまいてそれで終わりのはずがない、ちゃんと続きがある。
そんなこともわからないなんてどうかしてる。
だからばらまいたあとどうするか、きっぱりと言ってやりました
「拾うに決まってるだろ!」