母を訪ねて家なき子
たまに福島君と昔見たテレビや映画について話をする。
昨日は‘母を訪ねて三千里’と‘家なき子’について話をしていた。
この二つはなぜだかいつも話がごちゃ混ぜになってしまうのだ。
「で、サーカスに入るんだっけ?」
「それ‘家なき子’だろ?」
「レミは男の子だっけ?」
「いや、女の子だろ?」
「はるばるお母さんを捜しにいくんだよな。」
「それはマルコだろ。」
「いや、レミ少年も後半は母探しをやってたはずだよ。」
「レミは女の子だろ?」
なんかやたら記憶がごっちゃになっていたので話に収拾がつかない。さらに、少し酒も入っていたのでもう無茶苦茶である。
とにもかくにも話は‘家なき子’の主役‘レミ’が男の子だったか女の子だったかと言う話になった。でも何度話をしても結論が出ない。ちなみに‘マルコ’とは‘母を訪ねて三千里’の主役である。
「ああーもういいよどっちでも。」
「そうか?」
「いっそのことレミもマルコも女の子でいいよ。」
「おいおい、無茶言うなよ。マルコは男の子だぞ。」
「いいじゃないか、‘ちびまるこ’だっているんだから。」
「いや、全然関係ないし。」
「いっそのこと伏字して女の子で‘ママルコ’とかにしちゃえばいいんだよ。」
「なんだ?‘ママルコ’?」
「違うよ、マ○コだよ。」
「うわ、マ○コ!」
「そう、女の子でマ○コ。」
「ヒー、下品すぎるぞマ○コ!」
「ゲラゲラゲラ、いいじゃないかマ○コで。」
「伏字にする理由が一つもないぞ?マ○コ。」
「いんだよ、女の子なんだからマ○コで。」
「いいのかよ!マ○コで。」
「じゃあ、‘母を訪ねて三千里’の主役は女の子でマ○コで決まり!」
「決まりかよ!」
「決まりだよ。」
「でもやっぱりマ○コは男の子だぞ?」
「それじゃ伏字の位置を変えよう。」
「は?変えるの?」
「ええっとつまり、‘母を訪ねて三千里’の主役の少年は○ンコとうことで。」
「○ンコ!」
「そう、○ンコ。」
「ゲラゲラゲラ、男の子だたら○ンコで女の子だったらマ○コかよ!」
「そう、○ンコとマ○コ。」
いや、「ン」じゃないだろ、「ン」じゃ。