噂の真相 2005-06-15
『聞けー! 俺の話を聞けー!』
久しぶりに岡山君から電話があった。
なにかあったのかやたら興奮気味の電話だ。やれやれ、いったいなにがあったんだろう?
『お前、知ってるか? 知ってるんだろ!?』
「何を?」
『俺のな、なんかへんなウワサが出回ってるんだよ!』
「変なウワサ?」
この後岡山君は興奮気味に憤りながら僕に10分ほどその「ウワサ」の内容について説明をした。
『チークーショーウ、こんなあることないこと言いふらしたヤツは誰なんだよ!?』
どっちかっていうとそのウワサ、「言いふらしたのが誰か?」ということより、ウワサの中身が「あることないこと」ではなく「あることあること」であることの方がよっぽど問題なのでは? とか僕は思ったのだけど黙っておいた。
『で、お前さ、ナカムラさ、なんか心当たりない?』
「は? 心当たりってなんの?」
『このウワサを言いふらしたヤツが誰なのかさ。犯人がわかったら一発ぶん殴ってやらないと気がすまない。』
「心当たりって言われてもなぁ・・・・・。」
『そうか・・・・・、でもムカつくなー。犯人が分かるなら賞金出してもいいくらいだ。』
「賞金って言われてもなぁ・・・・・(賞金は欲しいけど、殴られるのはイヤなんだよなぁ・・・・・)。」