坂田さん 2007-06-30
マサカリ担いだ金太郎。
金太郎といったら坂田金時さんのことです。
マサカリ担いだ坂田さんはある日足柄山で熊と出くわし、紆余曲折があったのかなかったのかその熊と雌雄を決するために相撲で勝負します。
相撲で勝負する暇があるならさっさとマサカリを使えばいいのに。
坂田さんは相撲で勝負した後その熊と仲良くなり、熊にまたがりお馬の稽古。むしろ馬よりもそのまま熊に乗っていた方が強そうですが、これは性能で勝るHONDAのバイクよりあえてKAWASAKIを選ぶ心理のようなものかもしれません。(今このサイトは全国のKAWASAKIファンを敵に回した!)
やがて坂田さんは源さんに気に入られ武士になりました。武士といったら槍持ちですよ。
坂田さんはいったいいつマサカリを使ったんでしょう?
いったい坂田さんは何のためにマサカリを持っていたんだか。マサカリは持ってて嬉しいおもちゃじゃないんですよ。使ってこそマサカリなんですよ。
アホなんですか坂田さん。
ここ2,3日の間に僕がマサカリで頭をかち割られて死んでいたら、犯人はおそらく日本全国に200人はいるというKAWASAKIファンの仕業です。
ホワイトではないらしい 2007-06-27
アンパンマン「僕たちがヒーロー戦隊を組んだらどうなるのかな?」
カレーパンマン「やめろよ。」
食パンマン「どうして?」
カレーパン「どうせ俺が黄色って決まってるから。」
メロンパンナ「うわー、はまりすぎね。」
アンパンマン「じゃあ僕は中身が餡だし、色はレッドかな。」
メロンパンナ「やっぱりわたしはピンクよね。」
食パンマン「グリーンじゃなくて? じゃあ僕がグリーン?」
カレーパンマン「(それじゃあまるでカビだ・・・・・。)」
アンパンマン「(それってカビ?)」
メロンパンナ「(それはカビよね。)」
食パンマン「むしろキャラクター的にはブルーが僕には似合ってるかな。」
カレーパンマン「(どっちにしてもカビだ。)」
アンパンマン「(やっぱりカビだ。)」
メロンパンナ「(・・・・・カビ、ウザ。)」
腕時計 2007-06-22
僕は腕時計をはめない種族なんだけども、部屋の中で探しものをしていたらなんでだか腕時計がごろごろ出てきた。
どういうことだこれは!?
だいたい腕時計なんて必要ないんだよ、無駄なんだよ、だってさ、携帯電話に時計機能が付いてるから携帯電話を持ち歩く現代人には必要ないじゃないか。
僕はほら、携帯電話を持ち歩くこっち側の人間だから、あっち側の人間の考えることはよくわかんないね、種族間の差は埋めがたいものがあるって言うか。
だいたい腕時計なんてわざわざ腕に余計な重りを付けてるようなものじゃない、ほんと原始的な種族の考えは非合理的で理解しがたいものがあるね。ひょっとしたらなんかのトレーニングのつもりなのか?
腕時計は数えると9本あった。
これ、売ったら少しは金になるだろうか?
僕は時計屋に行った。
腕時計が10本になった。
記念写真の撮影者 2007-05-26
石川君が古い写真を見つけたというので見てみると、それは中学生の時、仲間で山へ登った時の写真だった。
写真の中には懐かしい顔ぶれが並んでいた。
あのとき一緒に行ったメンツを思い出してみる。みんな笑いながら写真の中にいた。残念ながら三脚なんてもの持ってなかったから僕が写真を撮ったので僕は写っていない。
懐かしい感慨にふけりながら写真を見ていたのだけれど、どうしても誰だかわからないヤツが一人写っていた。
・・・・・だれだこいつ?
何度思い出してみてもそいつが誰だかわからない。
山頂で撮った写真。あのとき山頂には僕たち以外には誰もいなかった。
あのとき一緒に行った仲間のメンツをよく思い出してみる。だけど一人多い。こいつだけ、誰だかわからないこいつだけ余分だ。
誰だかわからないこいつがなんでだか真ん中でうれしそうに笑ってやがる。
石川君に尋ねてみても石川君にもわからない。
いったいこいつは誰だ?
気味が悪い。誰だかわからないヤツが写真に写っているなんて気味が悪いじゃないか!
黙り込んでしばらく考えていたら、石川君がぽんと手を打った。
「なんだ、わかった。こいつ、お前だ。」
といいながら僕を指さした。
なんのことはない、よく見てみるとそれは僕だったのだ。中学の時から顔つきがずいぶん変わってしまったので、僕本人も石川君もわからなかったのだ。
なんだ、こいつの正体は僕だったのか。
当たり前だ、あのとき山頂には僕たちしかいなかったのだから。
わかってしまえばつまらない結末。
・・・・・あれ?
■
昨日昼飯を職場の近くの定食屋で食べていたときのこと。
食べ終わって会計の前にちょっとトイレに行ってもどってみると、なんだか店の中がざわざわと騒々しかった。
はて、なんだろう? と思って様子をうかがってみると、驚いたことに僕が食い逃げと勘違いされているようなのだ。どうやら食器を下げに来た女性店員が僕がトイレに行ったのに気がつかず早とちりしたらしい。
正直なところ食い逃げと間違えられてムカッとしたのだけれど、気短に怒るのもどうかと思って口から出かけた文句をささやかな努力により飲み込んだ。
理由は面倒くさいから書かないが、この世には何軒か僕が二度と行けない店というモノが存在している。短気を起こして今更「行けない店のリスト」に新たな項目を付け加えることもないだろう。言っておくが行けない理由は決してその店で暴れたりしたとかそういう理由ではない。
僕が会計伝票をつまみ上げると、すぐ横で僕のことを食い逃げと勘違いした女性店員が「すいません、すいません。」 とやたら謝っているのでここは軽く冗談で流しておこうと思い
「食い逃げだったら捕まらないうちに早く逃げ出すべきでしょうか?」
と、女性店員に尋ねてやると彼女は一呼吸するほどだけ考えてこう切り返した。
「では逃げられる前に、警察を用意しておくべきでしょうか?」
僕はこういうちょっとした切り返しをしてくる女性が大好きなので、つい嬉しくなって彼女のことを褒めた。
「いいねいいね、その切り返し。味の方もその程度に上手ければ、値段ほどの価値があるんだけれど。」
こうして、「行けない店のリスト」に新たな項目がまた一つ加わったのだ。
数億円 2007-03-27
なんの脈絡もなく宝くじが、もちろん一等が、しかも前後賞付で当たったらどうするかという話をみなでしたんですが
「貯金する。」
「国債を買う。」
「土地を買う。」
などの意見。
もう僕は聞いていてイヤになりましたね。
しょせん「宝くじが当たったら」なんて、取らぬ狸の皮算用、いわゆる「if 話」ですよ。
そんな「もしも話」においてすらなんですか、その堅実さをアピールする態度。
はっきりいって夢がありません。
がっかりです。がっかりすぎてもはや軽蔑すらしてしまいますね。
もしも話なんてしょせん夢話です。その夢話の中ですら夢のない堅実さにあきれかえってしまいました。
だから僕は彼らにきっぱりと言ってやりました。
「本当に君たちはダメだ、つまらないな。夢を見て遊ぶことすらできないときている。」
すると彼らは口々に言いました。
「じゃあ、おまえはどうなんだ?」
決まってる。宝くじが一等前後賞付で当たったら数億です。数億もあったらアレをやるしかないでしょう。アレといったら全人類貧乏人共通の夢をかなえるしかありません。
「札束を山ほど作ってばらまいて遊ぶ。」
アレといったらもう札束撒きしかないじゃないですか。降って沸いたあぶく銭でしかできないじゃないですか。貧乏人なら誰もが一度はやってみたいと思っても決してできない行為っていったらこれしかないじゃないですか。
みんな僕の答えを聞いてちょっと唖然としたようでしたがしばらくして彼らのうちの一人が尋ねました。
「いや、・・・・・ばらまいて、それで終わりか?」
これを聞いてまたがっかりです。
ホント、馬鹿じゃないかと思う。
もちろんばらまいてそれで終わりのはずがない、ちゃんと続きがある。
そんなこともわからないなんてどうかしてる。
だからばらまいたあとどうするか、きっぱりと言ってやりました
「拾うに決まってるだろ!」
魚の眼 2006-06-07
「いたたた・・・・・。」
「どうした?」
「魚の目ができてしまった。」
「ほうほう、魚眼か。」
「そうそう、視界は360度。」
「・・・・・」
「・・・・・」
「んなわけあるかっ!」
スッ
(・・・・・こ、こいつ、背後からのツッコミをよけた!?)