僕と社長と秋田君 2004-08-20
会社にて、自分の机に向かい仕事をしていると社長が機嫌よく話しかけてきてビックリ。
「よお、がんばっとるな。」
うわっ、びっくり。
僕のような底辺社員に社長が話しかけてくるなんて。
「あ、はい。」
あわてて返事をすると社長は満足そうにうなずきながら
「君には期待してるよ。」
と言ったのでさらにビックリ。
そしてその後、続く社長の言葉を聞いてさらにさらにビックリさせられた。
「秋田君。」
「・・・・・・社長、僕、ナカムラです。」
ひどい、ひどいっす社長!
僕は秋田君じゃありません。
ちゃんと、少ないけど友達もいる人間です!(←関係ない)
「おおそうだった、すまんすまん。」
あわてて謝る社長。
「いやー、うっかり名前を間違えてしまって悪かった。実は昨日、○○さんとこ(取引先の会社)で‘秋田’さんっていう人に出会ったもんだから、つい間違えた。意外といそうでいない苗字なんだよな、‘秋田’って。私はうちの会社以外では初めて‘秋田’という人に出会った。」
いったい何をどうしたら‘つい間違える’というのか?
でも、そんなことを社長につっこむなど不可能。
「はあ。」
そんなものなのか? とあいまいに返事をする僕。
「で、その秋田さん、歳は40くらいなんだけど・・・・・」
そんな僕の様子にかまわず社長は言葉を続けた。
「ひょっとして、君の親戚?」
そんなわけありません。