その痛みは仕事に差し障る
実はここ1か月ほどの間、ひどい頭痛に悩まされていました。
夜中、寝ていて頭痛のために何度も目が覚める状態だったのです。日常生活、仕事にも支障がある状態だったので、本来ならすぐにでも病院へ行くべきでした。しかし折り悪く、仕事で問題を抱えていてそれが解決しないことには気が気ではなく落ち着いて病院へ行く気になれませんでした。頭痛がするようになってからそのまま1週間ほど放置していたら右上の奥歯がひどく痛み出しました。
これはひょっとしたら親不知が炎症でも引き起こして頭痛の原因になっているのだろうか?
頭痛と奥歯の歯痛というダブルパンチでひどい状態のまま約1か月過ごしましたがようやく先日仕事の問題が片付きました。頭痛の原因として親不知を疑っていた私は口腔外科(歯医者)へすぐさま向かいました。
診察の結果、歯痛の原因も頭痛の原因も親不知ではありませんでした。
原因は「蓄膿症」。
蓄膿症による頭痛だったのです。蓄膿症だと口腔外科ではなく耳鼻科の領分になるところですが、どうして私が蓄膿症になったのかというと奥歯が一本割れていたのです。割れた奥歯の神経が炎症を起こし蓄膿症の原因となっていたのでした。
現在、処方された抗生物質により頭痛はすっかり収まりました。しかし歯痛と別の意味で頭が痛いことが私を待ち構えていました。
歯痛は治療とともに収まっていくのでしょうけど、割れていた奥歯の治療について口腔外科委から説明がありました。
「割れた奥歯ですが結構まずい状態です。」
「まずい状態ですか?」
「かなりひびが入っていて、もうぴっしぴしです。」
ぴっしぴし!?
ぴっしぴしって初めて聞く単語ですけど医学用語でしょうか?
「ぴっしぴしですか・・・」
「ええ、これ以上ひびが広がると治療不能になりかねません」
治療不能! なんか恐ろし気な単語が来ました。
「ですのでナカムラさん、けっして歯を食いしばったり歯ぎしりをしないようにしてください!」
歯を食いしばること歯ぎしりすることを禁止されてしまいました。
これは困りました、大問題です。
仕事に支障が出てしまうじゃないですか!
歯を食いしばることも、歯ぎしりすることも禁止されてしまっては仕事にならないです。
どうやって上司と会話したらいいのでしょう?
こうして種類を変えて僕の頭痛は今日も続いていくのです。